『健気な三男坊が愛おしい』
何でこの子はこんなにいい子なのか・・・と前半部分からうるっときてしまいました。
あの家に身を置きながら、どうしてああも純真でいられるのか。
一作目、二作目では影が薄く「いい子」という印象しかなかった三男ですが、やっとメインに取り上げられてよかった。
自由奔放な父や兄たちのもとで、さぞや苦労しているのだろう、とは思っていましたが、胸のうちではやはり色々思い悩むところがあったのですね。
道貴によるモノローグが多いのですが、人一倍、人の気持ちを察する事ができる子なのだと感じました。
(あの家の三男坊として、育っているせいなのでしょうか・・・)
なんだか健気で泣けます。
とてもよかった。幸せになれよ!!