『全体的に薄い・･･･；』
EastpressのレアロシリーズはWonderWonderfulを読んだときから
とても気に入ってときどき買っているのですが
今回は失敗した・・と思いました。

このお話独特の世界観は面白いなと思ったのですが
登場人物になかなか感情移入できなかった・・・
これ、いいなぁ?と思えるところも少なかった。
まず、ヒロインに特徴がなさすぎな気がします。
一族から幼い時から隔離されていても、ひたむきに努力し続け博学？とかいうわけでもなく
結構幼稚な印象を受けてしまいますし、勉強熱心ではあるようだけど知的な雰囲気が出てないし・・
私的には、実はここがすごいんです！みたいなかっこいいところを見せて欲しかったです(笑

あとメインの登場人物は3人だと思いきや途中から一人抜けて全然出てきません。
表紙から三角関係ものなのかな、と思っていたのです今回はそうゆうわけでもなく…。
最後の方にまた出てきて見せ場を作ってはいるのですが全体的に唐突過ぎて感情がついていきません。
だから途中存在を消さないで、もっと個々の状況や心情の描写を入れてほしかったです(^_^;)

それと最初の方に出る多くのなぞが明らかにならなさ過ぎて不完全燃焼な感じがします。
最後の方で一気に解明されるのかなと思い、まだかまだかと期待していたのですが、
結局私の中での疑問は半分も解消されずに終わってしまってすっきりすることができませんでした。
もうちょっといろいろ暴露してくれた方が面白いのに・・残念です。

この話は読み切りだと思っていたのですが続くようなので、次巻は、キャラの心理描写もそうですがもっと深く突っ込んだ
お話にしてほしいと思います。
結構辛口になってしまいましたが、次回はどう改善されるか気になるので、期待しています。